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中日ドラゴンズに発生した、ある“深刻”な問題とは?

10月30日に開かれた、プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)で、中日ドラゴンズは、第1位指名の野本圭外野手を筆頭に、2位に伊藤準規投手、3位に岩崎恭平遊撃手、4位に高島祥平投手、5位に岩田慎司投手、6位に小熊凌祐投手、7位に井藤真吾外野手の7名、さらに育成枠指名で、加藤聡外野手、小林高也外野手の2名、合わせて9名の新戦力を獲得する予定です。

(まだ、交渉権を獲得しただけなので、全員が入団の合意に至ったわけではないのですが、各紙で報道されている様子では全員入団に前向きなコメントを発しているので、まずは一安心ですが。)

さて、この“新鮮力”については、落合監督も100%満足というコメントもあり、戦力の補強としては非常に良かったと私も思っています。

特に、今回のドラフトで指名した打者については、育成枠の2人を除けば、1位指名で社会人野球出身の即戦力候補の野本をはじめ、3位に岩崎、7位に井藤と合計3名、左打ちの打者を、まるで親の敵のように指名しましたが、それほど、現有戦力の左打者に不満があるということでしょう。

なにせ、主力となるレギュラーの左打者はイ・ビョンギュ外野手と森野外野手(来季からはサードへのコンバートを落合監督は示唆していますが)の2人のみ。

さらに、代打陣で実績を残している左打者は立浪と井上両外野手と、みんな30歳代というよりアラフォー世代に差し掛かろうとする中堅・ベテランばかりで若手は皆無という、非常にお寒い状況です。

今回のドラフトで指名した左打者が、全員すぐに戦力になるという理由で指名したわけではないと思いますが、それは、現在ドラゴンズに所属している左打者への発奮を促す意味合いも込めて、このような結果になったものと思われます。

一方、投手については、2位指名の伊東をはじめ、4位指名の高島、5位指名の岩田と、いずれも高校生右腕を指名しており、将来性を見込んで、特に右投手の戦力補強を図ったようです。

これは、FAでの退団が濃厚な川上投手の退団への備えとともに、現在はどちらかというと左腕投手の人材が豊富なチーム事情を考慮して、右腕投手の将来的な補強を図ろうという意図が明確ですね。

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さらに、元西武の河原純一投手(35)についても、10月31日に、一部投手陣が秋季練習をしている愛知県阿久比町の阿久比球場で、落合監督、森バッテリーチーフコーチが見守る中で入団テストを行い、

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200811/CK2008110102000069.html

他紙で報道されている、森コーチの発言などを聞く限りでは、ほぼ入団確定のようです。

http://www.daily.co.jp/baseball/2008/11/01/0001548548.shtml

「浪人してまで野球を続けたいっていうアイツの思いだよな。1年間だけチャンスをやる。それでダメならユニホームを脱がせる」と森バッテリーチーフコーチ。情熱プラス、94年にドラフト1位で巨人に入団した潜在能力を買った。

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20081101-OHT1T00082.htm

「ひざの状態もよくなってきたし、僕自身が納得できていない」と現役復帰に意欲を見せた右腕。落合監督は「今日は見ただけ」と結論を先送りにしたが、経験と実績を買われ、合格が決定的だ。

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しかし、今回のドラフト会議による戦力補強により、我が中日ドラゴンズに、新たな“大問題”が発生することになりました。

それは、ずばり「同姓・同音の苗字が大量発生」問題です。

中日ドラゴンズは、伝統的に同姓の選手が在籍することが多いことで知られ、かつては、1990年代の半ば頃は、山田喜久夫投手と山田洋(後に博士に改名)投手や山田和利選手が相前後して在籍して「山田王国」を形成したり、2000年代には高橋光信内野手と高橋聡文投手という組み合わせも存在しました。

一方、現在は中村姓が非常に多く、年齢が高い順に並べると、中村紀洋、中村公治、中村一生の3名の現役選手に加えて、今秋からは、さらに2軍バッテリーコーチとして、中村武志氏が加わり、まさに「中村王国」を形成しつつあります。

(なお、公治選手については、起用法を巡り、本人は退団を球団に申し入れているという、他紙の報道があり、「予断」を許さない状況ですが。)

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20081102-OHT1T00115.htm

それに加えて、堂上姓は、兄弟だから当たり前ではありますが、剛裕と直倫の2人が在籍し、さらに清水姓では、将海捕手と昭信投手、佐藤姓では、充と亮太の両投手がおり、同姓の選手が多数在籍しています。

時間のある方は、こちらの選手名鑑と、じっくりにらめっこしてみてください。

http://dragons.jp/teamdata/players/

ところが、ここにきて、今回のドラフト指名で、中日ドラゴンズは、さらに同姓・同音選手の補充を図ったのでした。

第2位指名の伊藤準規投手は、久々の中日球団所属の「いとう」姓となるはずでしたが、なんと、綴りは異なりますが、7位に井藤真吾外野手を指名して、早速同音問題を発生させています。

両者とも新人で、「おい、いとう」と呼ばれたら2人が同時に返事をしてしまう恐れがあるので、たぶん、「おい、準規」や「おい、真吾」と呼ばれることになるでしょうね。

さらに、3位に指名された岩崎恭平内野手は、昨年の新人だった岩崎達郎内野手と、ポジションまで遊撃手でかぶってしまい、中日スポーツでは、早速両選手の見分け方を記事にしましたが、

「遊撃が熱い!!「岩崎対決」 ポスト井端離さない」

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200811/CK2008110102000068.html

結局、よくわからないので、当面は、「達郎」と「恭平」という名前で区別するのが一番便利でしょうから、アラサーからアラフォーのドラゴンズファンは、芸能人の名前に引っ掛けて、(山下)達郎と(柴田)恭平コンビと覚えるといいでしょうし、さらにアラフィフ以上のオールドファンには、谷木恭平(元祖「モエドラ」の、2番谷木が送りバント♪)の「キョウヘー」と覚えておくといいでしょうね。

そして、最後の育成枠指名では、小林高也外野手が指名され、またもや小林正人投手と苗字がかぶるわけですが、まあ育成枠なので、晴れて正式に登録選手となった暁から悩む?ことにしましょう。

これで、だいたい同姓・同音で呼ばれる選手の状況を網羅したかと思います。

(実は、川井進投手と川相昌弘コーチや、小林聖始投手コーチなど、コーチやスタッフを含めると、それこそ収拾がつかなくなりますが)

つまり、ここで問題となるのは、「なかむら」「しみず」「どのうえ」「いとう」「いわさき」「こばやし」と、苗字で呼ばれると、ものすごい数の選手が返事をするという事態に陥るような気がしますが、実際のところ、選手たちは、お互いのことをすぐに愛称で呼び合うようになる習慣があるので、本当のところはそれほど深刻な問題にはならないでしょうね。

まあ、そういう意味では、今年のドラフト指名の裏コンセプトは「いとう」「いわさき」「こばやし」姓の補充だったといえそうです。

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