カテゴリー「「ばんえい競馬」関連はコチラ」の記事

「夢は荒れ野を駆け廻る」…天に召されたばんえいの天馬

悲しいニュースを最近やっと知りました。

昨年末と今年の初めにこのブログでも取り上げた、ばんえい競馬史上不世出の名馬、スーパーペガサスが、蹄葉炎(ていようえん)のため、今年の5月1日にこの世を去っていたことが、6月中旬に報道されました。

***

http://www.keiba.go.jp/topics/2007/0612.html

2007/6/12

ばんえい記念4連覇馬スーパーペガサス死す

03年から06年まで、ばんえい競馬史上初となる「ばんえい記念」4連覇の偉業を達成した名馬スーパーペガサス(牡11歳)が、5月に死亡していたことが明らかとなった。

スーパーペガサスは98年5月にデビュー(2着)し、同年8月に初勝利を挙げると、徐々に力をつけ、99年のばんえい大賞典を勝利。その後、重賞戦線では惜しいレースが続いていたが、01年の旭王冠賞を皮切りに、数々の大レースを制する活躍を見せ、ばんえい競馬最高峰のビッグタイトル「ばんえい記念」4連覇という伝説を残し、昨年5月のレースを最後に引退した。

NARグランプリばんえい最優秀馬にも4年連続(2002~2005)で選ばれた同馬。生涯成績は155戦42勝(うち重賞20勝)、収得賞金は100,739,000円。

ばんえい競馬に燦然と輝く歴史を打ち立てた"栗毛の天馬"の冥福を祈りたい。

***

私は、今年の3月に開催された「ばんえい記念」にスーパーペガサスが出場するのではないかと勘違いしていましたが、既に昨年の5月に引退していたわけで、本来ならば、引退後は種牡馬として悠々自適の余生を過ごせたはずなのに、このニュースの後、6月22日の報道で、死因が、競走馬にとっての難病である蹄葉炎に罹って死亡してしまったとのことです。

この蹄葉炎という病気は、競走馬にとっては致命傷となる場合が多く、かつて、1970年代後半に活躍した中央競馬のテンポイントがレース中に骨折して競争中止となってしまった後、その状態が芳しくなく、通常はすぐに安楽死の処置が取られるところを、それを惜しむファンの声に押されて延命措置が採られて闘病生活を送ったのですが、走る精密機械とでもいうべきサラブレッドの宿命として、ケガをした脚をかばっていくうちに他の脚にも悪影響が及び、その結果蹄葉炎という重病を発症してしまい、最後は懸命の治療も虚しく、力尽きてしまったように記憶しています。

テンポイントの死後、既に約30年が経過して、獣医療技術も格段に進歩してきたとは思いますが、未だにこの病気で命を落とす競走馬も多いようです。

詳しくは、「蹄葉炎 Wikipedia」で検索するといろいろと情報が得られますが、テンポイントの当時の最大のライバルだったトウショウボーイも、種牡馬になってからの1992年に、また、トウショウボーイの息子にあたる三冠馬ミスターシービーが2000年に、中央競馬界の種牡馬として多くの産駒を輩出したサンデーサイレンスが2002年に、同じ病気で死亡しています。

そして、アメリカ競馬界の実力競走馬だったBarbaroも、テンポイントと同様にレース中に重大な骨折が起きて、本来ならすぐに安楽死措置が採られるところを、懸命の手術でいったんは延命が図られるも、その後やはり蹄葉炎を発症し、2007年1月に死亡したそうです。

スーパーペガサスの冥福を祈って、「ばんえい記念」のアーカイブ映像を再度リンクを貼って紹介します。

http://www.banei-keiba.or.jp/user-data/movie/000194.wmv

☆☆☆

さて、話は変わりますが、いよいよこの週末からプロ野球の通常のペナントレースが再開されます。

やっと「本業」に戻れる感じですね。

| | トラックバック (0)

ばんえい競馬関連で、本日こんなイベントが東京の銀座で開催されるようです。

ばんえい競馬関連で、本日こんなイベントが東京の

銀座で開催されるようです。

******************************************

http://www.banei-keiba.or.jp/topics/06-topix/osirase-06obi03.html

■ 銀座で「ばんえい競馬トークショー」~ばんえい

      競馬PRイベントについて~

  ■日時:1月16日(火)午後2時から

  ■場所:銀座ソニービル前

              (東京都中央区銀座5丁目)

  ■主催:帯広市、社団法人帯広観光コンベンション

              協会、十勝観光連盟、北海道市営競馬

              組合

  ■イベント:社団法人北海道観光連盟が東京都で

                  実施する「北海道フェアー」
                

                 (H19.1.15~21)「ばんえい競馬

                  のPRイベント」

  ○トークショー:砂川帯広市長とBANBA王総合プロ

                       デューサー野田義治サンズエンタテ

                       インメント代表取締役社長、 サンズ

                       エンタテインメント所属タレント井本

                       操さん・大網亜矢乃さん、とかち青

                       空レディー岡田佳奈さんによるばん

                       えい競馬や帯広・十勝の観光PR

                       などのトークショー

  ○展示:ばんば馬の実物大模型・馬の蹄鉄の形を

              したオリジナルパンやばんえい競馬オリジ

              ナルお茶、観光パンフなどのグッズ配布を

              行います。
   

             (先着200名予定)

********************************************

さすがに、サラリーマンの身分で平日の午後2時に銀

座に出向く用事をつくる暇はないので、紹介だけして

おきます。

タイアップ的な形で、元イエローキャブ社長だった、

野田義治氏(サンズエンタテインメント代表取締役)

が、サンズエンタテイメントのタレントを引き連れて

出演するとか。

確かに、彼ら&彼女らは昨年も北海道に出向いて、

ばんえい競馬イベントの盛り上げにも協力していた

ようですしね。

http://www.banba-o.tv/monthly/200611.php

| | トラックバック (0)

この週末に1回はブログを更新しようとは

この週末に1回はブログを更新しようとは思っていたのですが、前日金曜日の夜にとある新年会が催され、そこでは私が最年少という、ある意味私にとっては非常に貴重な会合なのですが、その一次会でビールと紹興酒をしこたま飲んだのが利いたのか、あるいは団塊世代も遥かに超える大先輩方のパワーに圧倒されたのか、その後深夜まで続く二次会のカラオケ大会にお付き合いをさせてもらった頃には相当ほろ酔い加減になっていたようです。

それでも、私のアルコールに対する体質は、帰宅するまでは特に悪影響を受けないのですが典型的な「二日酔いタイプ」で、翌朝に目覚めた頃から本格的なアルコールの悪影響が出てくるわけで、この週末は、そのダメージを払拭するので精一杯の結果となりました。

さて、プロ野球のほうは、いよいよ各地で自主トレが開始され、プロ野球選手の元旦はキャンプが始まる2月1日といわれており、しだいに球春を告げる時期が迫ってきましたが、先々週の三連休では、別のスポーツというか、ギャンブルでもある、さる競技の明るいニュースを知りました。

昨年の11月にいったん廃止が決定されていた、ばんえい競馬

http://ryuunosu.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_2610.html

が、帯広市の単独開催になったとはいえ存続されていることを知り、スカパのーテレビ中継でそれを観戦することができました。

その背景には、各地の地方競馬でも積極的な支援活動を行っているソフトバンクグループの支援が大きかったとのことで、いつもいろいろな分野で少々物議を醸す事件を度々起こして賛否両論を巻き起こす孫さんも、今回は粋な計らいをしてくれましたね。

現在は、スカパーの「Ch.795 懐かし音楽★グラフィティTV/keiba」

http://search.skyperfectv.co.jp/prog/channel/795.html

でも、基本的には土曜日から月曜日までの3日間に開催されるレースについて、日中の無料放送中継が復活しているとともに、公式ホームページでもブロードバンド環境であれば生中継や録画映像も観れるようです。

公式ホームページはコチラ。

http://www.banei-keiba.or.jp/

公式ホームページの「ばんえいシアター」コーナーではプロモーション映像や過去のレース映像がアーカイブされているので、興味を持たれた方は、ぜひどうぞ。

プロモーション映像を観ると、競技の概要や簡単なルール解説がされています。

http://www.banei-keiba.or.jp/user-data/movie/000117.wmv


あと、詳しい歴史や現状については、やはり「WIKIPEDIA」ですかね。

「ばんえい競馬 WIKIPEDIA」で検索すると膨大な情報が得られて、あなたもたちまち「ばんえい競馬博士」になれます。

さて、先日私がスカパーで観たのは、2007年1月8日に開催された「ニューイヤーカップ」という、「特別競争」クラスのレースでしたが、ばんえい競馬で最高峰クラスとなるのは、3月下旬に開催される「ばんえい記念」だそうです。

この重賞レースについては、昨年の模様を記録した映像がありますが、はっきりいってスゴイです。

何がスゴイかは、以下の映像と、その実況を担当している、「ばんえい競走」(通称が「競馬」で、正式名称は「競争」だそうですが)のアナウンサー一筋26年、通算実況レース数3万6,000レースを超える、ばんえい競馬の語り部ともいえる井馬博氏の名調子がそれを雄弁に物語っています。

実は、ばんえい競馬は、超重馬場のダートコースを鉄製のソリに騎手が乗った状態でレースが行われる、いわゆるハンデ戦で、その重さは約500キロから約1トンまでですが、先日行われた「ニューイヤーカップ」の積載重量は750キロ前後ということで、中堅ランキングの競走馬が荷物を運ぶ、力勝負よりむしろスピードを競う軽快なレースのようで、その積載重量や馬場の状態(=馬場の水分濃度が決め手となるが、通常の競馬とは異なり、馬場が湿った状態のほうがレースが早くなる)によって、レースの趣が全く異なるのでした。

そして、最重賞レース「ばんえい記念」の場合は、最大積載重量である約1トンの荷物を200メートル先のゴールまで、2つの大きな丘を越えて一番最初に運び切らなければ優勝の栄冠を勝ち取れないわけですが、この条件は、このレースに出場する力自慢の競走馬たちにとってもほとんど限界に近い重量を運ぶ過酷なレースなわけで、まさに年間最優秀馬を決定するのにふさわしい最高峰クラスのレースといえます。

●「ニューイヤーカップ2007」の映像

http://www.banei-keiba.or.jp/user-data/movie/000179.wmv

●「ばんえい記念2006」の映像

http://www.banei-keiba.or.jp/user-data/movie/000113.wmv


ばんえい競馬の魅力をひとことでいえば、今やほとんどサラブレッドのみで行われるようになった近代競馬のスピードレースとは別次元の、いわば古代ローマで行われていた「戦車競争」のような雰囲気を醸し出している点ですね。

特に「ばんえい記念」などの重賞レースでは、まさにあの、ハリウッド全盛期につくられた、ウィリアム・ワイラー監督の一大スペクタクル巨編「ベン・ハー」のクライマックスで描かれた、主演俳優チャールトン・ヘストンとそのライバルを演じたスティーブン・ボイド(の影武者として、文字通りの“死闘”を演じたスタントマンたち)による戦車競争のような勇猛果敢なレースが展開されているといったら言いすぎでしょうか。

ちなみに、劇中の主人公ベン・ハーに扮するスタントマンが、疾走する戦車の座席から大きく跳ね上げられた後に再び元の座席に着地するという驚愕のハイライト・アクション場面で、エキストラの観衆が大歓声を上げるシーンは、演技指導が一切不要の一発撮りだったそうです。

まさに、「ばんえい記念」レースにおける井馬清アナの決め台詞、「期せずして大歓声が湧き起こりました!」というのと同じですね。

現在、この「ばんえい記念」を四連覇しているスーパーペガサスという馬がいるそうで、ある意味ディープ・インパクトを凌ぐような偉業を打ち立てつつあるわけですが、今年が10歳になるということは引退の年に当たるわけで、果たして五連覇を達成して引退の花道を飾ることができるのかということにも注目が集まっているのではないかと思いますが、その名前が「ペガサス」という古代ギリシア神話の天馬にあやかっているというのも面白いですね。

そういえば、今季、韓国プロ野球界から中日ドラゴンズに移籍してくるイ・ビョンギュ選手のニックネームは、古代中国の古典『三国志』や『三国志演義』に登場した伝説の名馬、「1日で千里を駆け、山や河を平地のように越え、『三国志演義』最強の漢、呂布や関羽にしか乗りこなせなかった」といわれる赤兎馬だそうですから、きっと気性は激しいのでしょうが荒馬さばきならお手の物の落合監督にかかれば十分に乗りこなせるでしょうから、是非ともばんえい競馬で活躍するスーパーペガサスのように力強い活躍を見せてほしいものです。

ということで、最後は何とか中日ドラゴンズネタでまとめてみました。

| | トラックバック (0)

かなり寂しい「ばんえい競馬、廃止へ 帯広市も断念」のニュースが

かなり寂しい「ばんえい競馬、廃止へ 帯広市も断念」のニュースが入って来ましたね。

http://www.asahi.com/national/update/1127/HOK200611270001.html

というのは、スカパーの「Ch.795 懐かし音楽★グラフィティTV/keiba」

http://search.skyperfectv.co.jp/prog/channel/795.html

では、懐かし音楽(という割にはかなり直近の90年代までの音楽をも含んではいますが)を、当時の映像とともにBGMやBGVとして流しっぱなしで聴けるので、数年前から愛視聴していましたが、このチャンネルの名前が示すように、「懐かし音楽と競馬中継の相乗り番組」で、昼間が主に競馬の実況中継で、夜が懐かし音楽という構成でした。

元々はノスタルジーあふれる60年代から80年代頃までのミュージック視聴が目的でこのチャンネルを契約したのですが、ある時深夜にテレビをつけたまま眠りに就いてしまい、翌朝が休日だったためか昼頃から競馬の実況中継が始まり、チャンネルをそのままにしてなんとはなしに、帯広でやっている「ばんえい競馬」というものを初めて映像で観たのですが、これが私の好奇心を異様にそそる内容だったのでした。

レースについての知識は、「ばんえい競走 Wikipedia」等で確認していただくとして、その面白さは、一度は映像で観ていただかないとなかなか伝えることが難しいのですが、まずは文字情報でなんとか伝えてみようと思います。

まず、通常の競馬と同様に、それぞれのレースに出場する競走馬がパドックで巡回します。(私は、馬券は買いませんが、レースを観たりするのは結構好きです)

その際、競走馬はそりを引かずにパドックを闊歩するわけですが、テレビでしか観たことがないので、その大きさを実感していませんでしたが、件の朝日新聞の記事から引用すると、

***

ばんえい競馬は明治末期、北海道開拓を支えた農耕馬の力比べを楽しんだことから始まったといわれている。体重がサラブレッドの2倍もある輓馬(ばんば)が数百キロの鉄のそりを引き、200メートルの直線コースで二つの坂を越えて競う。馬力や持久力が勝敗を分ける世界で唯一の競馬で、04年に北海道遺産に選定された。

***

とあり、サラブレッドより遥かに大きな体躯をした馬種とのことですから、実物に接したらさぞかし圧倒されてしまうのではないかと思いますが、テレビで観る限り、ばんばはちょっと逞しい競走馬という程度の印象でした。

そして、パドックでの巡回による馬券購入者のための「馬定め」がひととおり終わると、やがて、通常の競馬レースと同様に、レース直前にファンファーレが鳴り響き、出走馬のゲートインが完了した直後にゲートが開くと、色とりどりの勝負服に身を固めた騎手を乗せた重い鉄製のそりを引きずった競走馬が一斉に勢いよく飛び出し、第一関門の「丘」を楽々とクリアして順調にレースが進んで行くのですが、ここから、このレースの本当の見どころが始まります。

なんと、今まで快調に先頭を切って走っていた馬が、第二関門の「丘」の手前で、その心理的な圧迫感のためか突然立ち止まったりしてしまうのです。

この光景を初めて観た時の驚きは、まさに、筆舌に尽くしがたいというのがぴったりでした。

そして、急に一時停止した先行馬が白い息をハアハアと吐きながら呼吸を整えたりしているうちに、他の馬は、先行馬を追い抜いたはいいが、「丘」の途中でスタミナが切れたのか立ち往生してしまったり、また別の馬は牛歩戦術のようにスローモーションでしか坂を登ることができず四苦八苦してしまったりと、およそ我々が普段見慣れているスピード感あふれる近代競馬とは別次元の競馬が展開されるのでした。

その光景をひとことでいえば、まさに“修羅場”という言葉が最も相応しく、騎手がいくらムチを振るっても一歩も先に進まずとうとうレースを脱落してしまう馬もいれば、大部分の馬が最後の「丘」に対して苦心惨憺しているシーンが毎回観られます。

しかしそんななか、ある一頭の馬が意を決したかのように、騎手の“愛のムチによる激励”に応えて最後の力を振り絞ってなんとかゴールインすると、多くの馬たちもそれに引きずられるかのように次々とゴールインするという、何ともいえない感動を、レースを観ているものに与えてくれるのでした。

ところが最近は、「Ch.795 懐かし音楽★グラフィティTV/keiba」の番組表を見ても、「ばんえい競馬中継」の予定が入っていなかったのでどうしたのかな、と思っていたのですが、とうとう廃止になるというニュースを聴いて、かなり寂しい思いにかられましたね。

いわば、これまで北海道日本ハムファイターズを支えてきた小笠原(北海)道大選手が、諸事情で北海道を捨てて東京に「戻る」のと同じような寂しさとでもいえましょうか。

| | トラックバック (0)